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ヴィオラ・ダ・ガンバ・・・?

今回はténor de viole*を担当する、メンバーの坪田一子さんから。 *ténor de viole=テノール・ドゥ・ヴィオル。

歌で言えば「ソプラノ、アルト、テノール、バス」と似た感じで、「テノール=バスより高くて、アルトより低い」音域を担当するヴィオル*

*ヴィオル(フランス語)=ヴィオラ・ダ・ガンバ(イタリア語)

で、このヴィオラ・ダ・ガンバのお話です。

+++++++++++++++++++++++

高校生の時、数学の先生にコンサートに連れて行ってもらいました。

プログラムはバッハのガンバ・ソナタ全曲。

ガンバって何だろう?打楽器?と思っていた私は、

舞台に出てきた、初めて見る弦楽器に夢中になりました。

時は過ぎ、今私はその時のホールがある学校でガンバを教えています。

子どもたちは、ガンバは古楽器であるとか、

昔のヨーロッパで王侯貴族のたしなみであったとか、

そんなこと知ったこっちゃありません。

ガンバをひっくり返し、「カブト虫~」と言って遊んだりします。

関係ないですが、楽器のパーツの名前で一番早くおぼえてくれるのは、

「こんちゅう(魂柱)」

C字孔からのぞくと立っています。これ、子どもたち大好きです。

そして、脚で構えて、弓でこすって音を出せるようになったら、

やっぱりガンバが活躍した時代の曲がいいよねー(私)、

ということで、

ルネサンスの名曲!

「千々の悲しみ」や、「花咲く日々に生きるかぎり」など、

やってしまいます。

ルネサンスなんて知ったこっちゃなし、

歌詞だって知ったこっちゃないんだけど、

(ちょっと子ども向けじゃないのもある。)

子どもの演奏はそれなりに良いものです。

で、大人にな ってもう一度聴いたり弾いたりして、

「あっ、この曲知ってる!」ってなって、

「こんな内容だったんだ。ふむふむ。」なんてなったら、本望です。

コンサートでは人生の酸いも甘いも知った、

大人による大人のルネサンス!

恋愛のあれこれ、人生とはなんぞや!

などなど、一緒に味わっていただけたら幸いです。

+++++++++++++++++++++++

という、いちこさんのレポートでした!

子どもたちに教えながら、その人たちが大人になったときに

「この曲知ってる!やったことある!」

なんて思えたら最高ですよね。

私も子どものときに、そんなこと教えてくれる素敵な先生に出会いたかった〜。。。。

で、きっと、みなさん、このヴィオラ・ダ・ガンバの音、

気になるでしょ?

聞いてみたいでしょ?

お待たせしました、こちらでございます!!!

どうぞお聞きあれ!

ウスタシュ・デュ・コロワ 《若い娘》の主題による5つのファンタジー

Eustache du Caurroy : Cinq fantaisie sur Une jeune fillette

この曲、11月のコンサートでもたーくさんやります。

なぜなら、この曲は今回のコンサートの裏テーマなんです!!!

あ、大きい声で裏テーマ言っちゃった。。。。

とりあえず、聞かなかったことに。

これ以上は、まだ言わぬ。

もうちょい、おあずけ(笑)

今回も最後までお読みいただき、ありがとうございました。

コンサートにご興味持たれた方、ぜひぜひ、チケット予約ページからお便りくださいませ!!

それでは、また!

【公演情報】

ルネサンスプロジェクト vol.1

《花咲く日々に生きるかぎり

〜Zeghere van Maleの装飾写本とフランスルネサンス音楽》

歌とヴィオルコンソートによるルネサンスプロジェクト第一弾。

ジョスカン・デ・プレからムリニエまでの150年にわたるルネサンス音楽の変遷、ゼーゲル・ヴァン・マール Zeghere van Male というフランドルの大商人が作らせた装飾写本に掲載された当時の流行歌から多数抜粋、更に、ある《若い娘 Une jeune fillette》 の人生を、ルネサンス時代フランスの石畳の小径を辿るように、歌とヴィオルが奏でていく。。。

【静岡公演】

2016年11月19日(土) 昼夜2回公演

ハウスゾンネンシャイン音楽堂

(富士市厚原音楽通り1159-8)

昼公演 15:00開演

※ 昼公演に限り、0歳児からの親子 3,800円/65歳以上 一人2,000円

夜公演 18:30開演 (18:00開場)

前売5500/当日7000

《チケット予約・お問合せ》

ハウスゾンネンシャイン音楽堂 0545-71-6624

dolci_accenti@yahoo.co.jp またはチケット予約ページまで。

【東京公演】

2016年11月24日(木) 昼夜2回公演 

東京・近江楽堂 (東京オペラシティ3階)

昼公演 14:00開演 (13:30開場)

夜公演 19:00開演 (18:30開場)

全席自由 前売3500/当日4000/学生2000(要学生証)

《チケット予約・お問合せ》

info@em-entree.jp/アントレ編集部

dolci_accenti@yahoo.co.jp またはチケット予約ページまで。

《後援》

アントレ編集部/日本ヴィオラ・ダ・ガンバ協会

《出演》

高橋 美千子 soprano

井上 奈緒美 dessus de viole

坪田 一子 ténor de viole

田中 孝子 basse de viole

品川 聖 basse de viole

《予定曲》

ジョスカン・デ・プレ(c.1440-1521)

 サヴォアの羊飼い娘 Bergerette savoyenne

 千々の悲しみ Mille regres -Zeghere装飾写本より-

C. セルミジ(c.1490-1562)

N. ゴンベール(c.1495-c.1560)

作者不詳

 パヴァーヌ Pavane -Zeghereより-

クレマン・ジャヌカン(c.1485-1558)

 草よ花よ Herbes et fleurs

 優しき眼差し O doulx regard

C. ル・ジュヌ(1528/30-1600)

 おお薔薇よ、花の女王 O rôze reyne

 糸を紡ぐ Je file quand on me donne de quoy

E. デュ・コロワ(1549-1609)

 若い娘 Une jeune fillette

J.P. スウェーリンク(1562-1621) 

 ある日スザンヌが Susann' ung jour

E. ムリニエ(c.1600-après1669)

 友よ、飲もうじゃないか Amis enivros nous

 ファンタジー2番 Fantaisie n.2

ほか


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