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ある日スザンヌが

  • michiko
  • 2016年10月28日
  • 読了時間: 4分

美千子です。

昨晩、パリから東京に戻ってまいりました。

飛行機の中でブログ更新しようかと思いつつも、

結局、ストラスブールの仕事の疲れがたまりつつ、

飛行機のなかでは全然仕事モードにならず、映画1本。

初めて見ました「ブラックスワン」

はい、今更です。

映画はもっぱら飛行機で見るほうなのですが、

なかなか、これ出会えてなかったんですね〜。

いろいろ噂は聞いてたけど、

私はすっごい共感してしまいました。。。。

・・・・変ですか?

やっぱ、私はこっち系なのかなと。

まあ、しょうがないかと。

ってのと、

「ブラックスワン」に共感出来る、

っていうのは、

何か共通する歪みがありそうです。

あ、なぐさめなくていいですから笑

だいじょうぶ、だいじょうぶ。

あ、またも脱線(汗)

さてさて、本題ですね。

今日は、何を書きましょうか。

そうそう、タイトルに書いてた。

「ある日スザンヌが」

そう、このスザンヌちゃん。

タレントさんじゃなくてね。

聖書のなかに出てくる人だそうです。

けれど、結構きつい話。

簡単にいうと、スザンヌっていうご婦人がいて、ある時、二人のおじいさんに冒されそうになった。自分たちのものにならないなら、どっかの若い男と密会してたと密告するぞ」と脅された。けど、冒されたらそれはキリスト教的には彼女の姦淫罪になってしまうので、じいさん達に嘘をつかれたとしても、自分は絶対じいさんたちのものにはならない、と言って拒否。そんで、バカじいさんたちは平気で嘘を告発、彼女は死刑ギリギリまで追いやられるんだけど、そこに頭脳明晰なダニエル少年が現れ、じいさんたちの嘘を暴く!ダニエルのおかげでスザンヌさんは九死に一生を得た、という話。

すっごい話でしょ。

いきなり第三者のダニエルくんのおかげで、命拾いです。

最初ね、このダニエルって誰だよ、って思ってたんですけど、

すっごい偶然、こないだ会った・・・じゃなくて

こないだ、別の聖書の話で、このダニエルくん役を歌ってきました✨✨🎶

(「カリッシミ作曲 バルタザール」っていう曲です。)

どうやら、旧約聖書のなかでは、名探偵コナン、みたいな役割なのかも。

また、ちょこっと話がそれました。すみません。

メインは、ダニエル少年じゃなくて、スザンヌさん

こんな悲惨な話にもかかわらず、

なんとこの曲、かなり有名な曲だったみたいで、

当時の作曲家がこぞって曲をかいてるんです。

それに、この題材の絵画もたくさんあるんですよ。

こんなんとか。

こんなんとか。

こんなのとか。

こんなんとか。

いやらしい爺さんと優雅すぎるスザンヌ。。。

なんで、こんなにこのテーマ、流行ってたのかしら。。。

一説によると、裸の宗教画っていうと、これらしい。

では、いつものお約束の対訳と音源コーナーです。

スウェーリンク ある日スザンヌが

J.P.Swelingh: Susann’ un jour d’amour sollicitée

Susann’ un jour d’amour sollicitée      

Par deux vieillarts convoitans sa beauté,  

Fut en son cœur trist’ et desconfortée     

Voyant l’effort fait à sa chasteté,      

Elle leur dit : si par desloyauté    

De corps mien vous avez jouyssance,    

C’est fait de moy, si je fais resistance,    

Vous me ferez mourir en deshonneur.  

Mais j’ayme mieux perir en innocence,   

Que d’offenser par peché le Seigneur.   

ある日スザンヌは その美しさがゆえに

情欲に駆られた二人の老人に愛を強要された

彼女は心の中で悲しみを嘆いた      

貞節を守ろうと必死になって     

彼女は言った「不貞行為をされて 

もし私の身があなた方のものになろうとも

それは私の罪 私は抵抗します

あなた方が不名誉のために私を死なせようとも

私には 汚れなきまま朽ちるほうがましなのです

罪によって神に背くことよりも」

今日は我々の演奏するスウェーリンク版のがYouTubeで見つからなかったので、

ラッススという作曲家のバージョンをお聞かせします。

歌は、ジョルディ・サヴァールの娘のアリアンナ・サヴァールさん。

すっごい歌うまいっす。

私もこんなふうに歌いたいな〜。

曲は有名曲なので、ぜひプログラムに入れたいと思っていたのですが、

歌詞が悲惨で、なかなか躊躇しました。

けど、そんなにショッキングにならないことを願っています。

まあ、軽いトランス状態で、ボーっと聞いていただけば、それで十分です(笑)

帰国第一声、いまいちなブログですみませんでした。

といいつつ、最後までお読みいただきありがとうございました。

次回は、もうちょっと冴えたやつを一発!

それでは、また!


 
 
 

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